オズの魔法使い [文学]
初めて「オズの魔法使い」を読んだ時は、続編があるなんて知りませんでした。
でも「オズ」(原題:Return to OZ)という映画を見て、ドロシーが再びオズの国に行き、新たな冒険をしたことを知りました。
また、この映画がおもしろくて、一作目よりハマってしまい、本屋さんに行ったら、ハヤカワ文庫から数冊出ていたので、即効買いました。
当時、私はドロシーと同じ12歳
「オズの魔法使い」とその続編は他の出版社からも出ていて、いろいろ読み比べたのですが、やはりハヤカワ文庫のシリーズが一番好きでした。
理由は、新井苑子さんの美しいイラストと佐藤高子さんの翻訳。
流れるような文章は一度読みだすと止まらず(もちろん、ストーリー自体の面白さもありますが)、川面に落ちた木の葉のごとく、流されるように読み終えました。
この時、翻訳によってこんなにも作品が左右されるのか、と感心させられました。
「オズ」のシリーズは全部で14冊。
『オズの魔法使い』 The Wonderful Wizard of Oz (1900)
『オズの虹の国』 The Marvelous Land of Oz (1904)
『オズのオズマ姫』 Ozma of Oz (1907)
『オズの不思議な地下の国』 Dorothy and the Wizard in Oz (1908)
『オズへつづく道』 The Road to Oz (1909)
『オズのエメラルドの都』 The Emerald City of Oz (1910)
『オズのつぎはぎ娘』 The Patchwork Girl of Oz (1913)
『オズのチクタク』 Tik-Tak of Oz (1914)
『オズのかかし』 The Scarecrow Of Oz (1915)
『オズのリンキティンク』 Rinkitink in Oz (1916)
『オズの消えたプリンセス』 The Lost Princess of Oz (1917)
『オズのブリキの木樵り』 The Tin Woodman of Oz (1918)
『オズの魔法くらべ』 The Magic of Oz (1919)
『オズのグリンダ』 Glinda of Oz (1920)
しかし最後までたどり着く前に、「オズ」のシリーズを卒業してしまい、文芸作品にどっぷりつかってしまいました。
そして、数年前、しばらく読んでなかったので、古本屋に売りました。
ところが「オズ」のシリーズって1作目の「オズの魔法使い」を除いては、もう絶版なんですね
知っていれば売りませんでしたよ…。不朽の名作だからいつでも読めるなんてタカをくくっていたら、まさかの絶版
以前、Hinemos Amo!さんの記事でも「チポリーノの冒険」が絶版になったと書かれていました。
http://d.hatena.ne.jp/nisuseteuryalus2/20100609/1276013707
「ハリー・ポッター」や「ライラ」など次々新しいファンタジー作品が出てくるのはうれしいことですが、知らないうちに古典の名作が絶版になってるのは悲しいものです。
「オズ」のシリーズは英語なら↓からも無料で読めますが。
http://www.pagebypagebooks.com/L_Frank_Baum/
やっぱり佐藤高子さんの翻訳で読みたいです。
でも「オズ」(原題:Return to OZ)という映画を見て、ドロシーが再びオズの国に行き、新たな冒険をしたことを知りました。
また、この映画がおもしろくて、一作目よりハマってしまい、本屋さんに行ったら、ハヤカワ文庫から数冊出ていたので、即効買いました。
当時、私はドロシーと同じ12歳
「オズの魔法使い」とその続編は他の出版社からも出ていて、いろいろ読み比べたのですが、やはりハヤカワ文庫のシリーズが一番好きでした。
理由は、新井苑子さんの美しいイラストと佐藤高子さんの翻訳。
流れるような文章は一度読みだすと止まらず(もちろん、ストーリー自体の面白さもありますが)、川面に落ちた木の葉のごとく、流されるように読み終えました。
この時、翻訳によってこんなにも作品が左右されるのか、と感心させられました。
「オズ」のシリーズは全部で14冊。
『オズの魔法使い』 The Wonderful Wizard of Oz (1900)
『オズの虹の国』 The Marvelous Land of Oz (1904)
『オズのオズマ姫』 Ozma of Oz (1907)
『オズの不思議な地下の国』 Dorothy and the Wizard in Oz (1908)
『オズへつづく道』 The Road to Oz (1909)
『オズのエメラルドの都』 The Emerald City of Oz (1910)
『オズのつぎはぎ娘』 The Patchwork Girl of Oz (1913)
『オズのチクタク』 Tik-Tak of Oz (1914)
『オズのかかし』 The Scarecrow Of Oz (1915)
『オズのリンキティンク』 Rinkitink in Oz (1916)
『オズの消えたプリンセス』 The Lost Princess of Oz (1917)
『オズのブリキの木樵り』 The Tin Woodman of Oz (1918)
『オズの魔法くらべ』 The Magic of Oz (1919)
『オズのグリンダ』 Glinda of Oz (1920)
しかし最後までたどり着く前に、「オズ」のシリーズを卒業してしまい、文芸作品にどっぷりつかってしまいました。
そして、数年前、しばらく読んでなかったので、古本屋に売りました。
ところが「オズ」のシリーズって1作目の「オズの魔法使い」を除いては、もう絶版なんですね
知っていれば売りませんでしたよ…。不朽の名作だからいつでも読めるなんてタカをくくっていたら、まさかの絶版
以前、Hinemos Amo!さんの記事でも「チポリーノの冒険」が絶版になったと書かれていました。
http://d.hatena.ne.jp/nisuseteuryalus2/20100609/1276013707
「ハリー・ポッター」や「ライラ」など次々新しいファンタジー作品が出てくるのはうれしいことですが、知らないうちに古典の名作が絶版になってるのは悲しいものです。
「オズ」のシリーズは英語なら↓からも無料で読めますが。
http://www.pagebypagebooks.com/L_Frank_Baum/
やっぱり佐藤高子さんの翻訳で読みたいです。
2010-12-22 00:42
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コメント(4)
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Tarot-Readerさん、こんにちは。ひねもすです。
>「オズ」のシリーズは全部で14冊。
おお、これはすごいですね! このようにカタログにしていただいて、実は前々からすごく知りたかった情報でした。(例の『オズの魔法使い』を一緒に読んだ1年生の子が、「本当はもっとすっごく分厚いんだよ」と言ってたので、その全容が確かめたかったのでした)
それにしても、絶版というのは返す返すも悔しいですね。図書館に行けばあるのでしょうか…。また探してみます。(ぜひハヤカワ版で)
by hinemos (2010-12-22 01:24)
>絶版というのは返す返すも悔しいですね。
本当に、今度から本を売る時は絶版になってないか確かめて売ることにします。
>図書館に行けばあるのでしょうか…。
京都など都会の図書館ならきっとあると思いますが、香川の図書館にはハヤカワ版は1冊もありませんでした(T_T)
ちなみに、映画「オズ」は「オズの虹の国」と「オズのオズマ姫」を足したような話でした(「オズマ姫」の方がメインかも)。名作なのに日本語版が出ていないのが残念です。
by Tarot-Reader (2010-12-22 19:55)
大手の古本屋だったら絶版だろうがおかまいなしで二束三文で買い取りますからね。。。^^;
絶版本惜しいですね。。。
オズの魔法使い、こんなにシリーズがあるんですね^^
有名なお話は家が台風に飛ばされたり、ブリキが喋ったり、ちょっとストーリーがシュールな気がするのは私だけでしょうか??汗
by マイン (2010-12-22 21:20)
>大手の古本屋だったら絶版だろうがおかまいなしで二束三文で買い取りますからね。。。^^;
いろんな本と一緒にまとめて売ったので、「オズ」自体にいくらの値段がついたのかは分かりませんが、間違いなく二束三文です(泣
>ストーリーがシュールな気がするのは私だけでしょうか??
シュールととるか夢があると取るかは人それぞれですが、ティム・バートンあたりが映画化すればトラウマになるかもしれません。
ちなみに「チポリーノ」は復刻したらしいです。ハヤカワも復刻してくれないかな。
by Tarot-Reader (2010-12-23 18:11)