ケルンの水 [ハーブ・アロマテラピー]
17世紀、ケルンは商工業の中心地としていましたが、衛生状況は悪く、悪臭に満ちていました。水状況が悪く、お風呂どころか洗濯もできずにいました。
体臭を隠すための手段は香水でしたが、ムスクなどを用いた重厚な香りがほとんどでした。
そんな中、イタリアから来た調香師ヨハン・マリア・ファリーナ(1685-1766)は、当時イタリアで流行ってきたようなさわやかな香りの香水を作りました。
私の香りは、イタリアの雨上がりの春の朝を思い起こさせる。故郷のベルガモット、その他いろいろな柑橘、そして花々とハーブ…
そうして誕生したのは有名なケルンの水。
文豪ゲーテやナポレオンにも愛され、後にEau de Cologneの語源にもなります。(ケルンはCöln)
さて、気になるそのレシピは…
残念ながら秘伝です。
…が、近い香りを再現したレシピをご紹介します。
(ウォッカと水以外はすべてエッセンシャル・オイル)
ウォッカ…2/3カップ
スィート・オレンジ…60滴
ベルガモット…30滴
レモン…30滴
ネロリ…6滴
ローズマリー…6滴
沸騰させた水…小さじ3杯
まず、容器にウォッカとエッセンシャル・オイルを入れ、1週間の間、毎日1回それを振ります。
次に沸騰させ殺菌した水を加え、冷暗所で4~6週間かけて、熟成させて完成です。
オーデ・コロンにしてはかなりエッセンシャル・オイルの量が多く感じるのですが、こんなものなんでしょうか…。
体臭を隠すための手段は香水でしたが、ムスクなどを用いた重厚な香りがほとんどでした。
そんな中、イタリアから来た調香師ヨハン・マリア・ファリーナ(1685-1766)は、当時イタリアで流行ってきたようなさわやかな香りの香水を作りました。
私の香りは、イタリアの雨上がりの春の朝を思い起こさせる。故郷のベルガモット、その他いろいろな柑橘、そして花々とハーブ…
そうして誕生したのは有名なケルンの水。
文豪ゲーテやナポレオンにも愛され、後にEau de Cologneの語源にもなります。(ケルンはCöln)
さて、気になるそのレシピは…
残念ながら秘伝です。
…が、近い香りを再現したレシピをご紹介します。
(ウォッカと水以外はすべてエッセンシャル・オイル)
ウォッカ…2/3カップ
スィート・オレンジ…60滴
ベルガモット…30滴
レモン…30滴
ネロリ…6滴
ローズマリー…6滴
沸騰させた水…小さじ3杯
まず、容器にウォッカとエッセンシャル・オイルを入れ、1週間の間、毎日1回それを振ります。
次に沸騰させ殺菌した水を加え、冷暗所で4~6週間かけて、熟成させて完成です。
オーデ・コロンにしてはかなりエッセンシャル・オイルの量が多く感じるのですが、こんなものなんでしょうか…。
2011-04-13 11:13
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コメント(4)
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フランスとかで香水が発達したのは、下水道が発達してなくて臭い消しのために。。。みたいな事を何かの本で読んだような気がします^^
香水、たしかにあんまりきつい香りのものはちょっと苦手なんですけど、ケルンの水はどんな感じの香りなんでしょうね。^^
by マイン (2011-04-14 13:01)
「ケルンの水」はさわやかな柑橘系ですよ(^-^)
私は結構、香水が好きで、つい、いろいろと集めてしまってます(>_<)
パッケージは変わってますが、今でもケルンで売ってますよ。
by Tarot-Reader (2011-04-14 21:43)
Tarot-readerさま、
こんにちは!
この調香師のイタリア人さん、肖像画ではすっかりドイツ人かしていますね。
このコロン、レシピを拝見したところではとてもさわやかで私もぜひ使ってみたいと思わせてくれます。
現代のイタリア人女性は濃厚な香りが好きで、バスの中で息が詰まりそうになることが多いのですが、案外昔の人のほうがこの面でもセンスがあったんでしょうか。
by cucciola (2011-06-09 17:26)
cucciolaさま、
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
言われてみればドイツっぽいですね(^_^;)
私も香水は大好きなのですが、確かにアンバーやムスクなど重厚な香りの物は人によって好き嫌いがあるかも。。。
気をつけなくては。
「ケルンの水」は柑橘系でさわやかそうで、うっとうしい梅雨の季節にはもってこいですね。
by Tarot-Reader (2011-06-11 22:52)